東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【お知らせ】 1)第3回航空機空力研究ワークショップの開催 本ワークショップは日本航空宇宙学会 空気力学部門「高レイノルズ数空力」研究会 (http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/)の会合を 兼ねています。 開催期間: 2020年3月17日(火)〜18日(水) 詳細は本メールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Compact, Digital and Self-Powered Piezoelectric Vibration Energy Harvester with Generation Control using Voltage Measurement Circuit [著者] :Yushin Hara, Kensuke Saito, and Kanjuro Makihara [雑誌名他(URL等)] :Sensors & Actuators: A. Physical, Vol. 299, 2019, Article No.111609.(DOI: 10.1016/j.sna.2019.111609) [概要] :電源確保が困難な航空宇宙機のために、構造物の振動が持つ運動エネルギを 電気エネルギに変換し、回収する圧電振動発電技術が注目されている。変位センサか らのフィードバック値を用いて、発電デバイスの回路を制御するアクティブ振動発電 は、高い発電性能を発揮する。しかし、航空宇宙機で使われるデバイスは軽薄短小で ある必要があるため、外部センサを設置できず、アクティブ振動発電が実施できなか った。そこで、我々は新たな電圧計測回路を設計し、回路に組み込むことで、発電素 子として用いられる圧電素子に、変位センサ相当の役割を担わせることに成功した。 更に、外部センサを搭載せずに、アクティブ振動発電を実施するデバイスを開発した。 本研究は、発電デバイスの小型、高性能を達成しただけでなく、自身が発電した電力 で駆動する自己給電型ディジタルコントローラを搭載していることから、制御則の書 き換えが容易であり、高い拡張性を有している。本デバイスは、電気化の進む航空機 や小型化の進む宇宙機の補助電源としての利用が期待できる。 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@klab.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。