東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【お知らせ】 1)第3回航空機空力研究ワークショップの開催 本ワークショップは日本航空宇宙学会 空気力学部門「高レイノルズ数空力」研究会 (http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/)の会合を 兼ねています。 開催期間: 2020年3月17日(火)〜18日(水) 詳細は本メールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Unsteady pressure-sensitive-paint (PSP) measurement in low-speed flow: characteristic mode decomposition and noise floor analysis (低速流における非定常感圧塗料(PSP)計測:特性モード分解とノイズフロア解析) [著者]:Sugioka, Y., Hiura, K., Chen, L., Matsui, A., Morita, K., Nonomura, T., Asai, K. [雑誌名他(URL等)]:Experiments in Fluids, Vol. 60, Issue 7, 1 July 2019, Article number 108, https://doi.org/10.1007/s00348-019-2755-9 [概要]:本研究では,kHz オーダまでの種々の周波数の圧力変動を対象とした感圧塗料 (PSP) 計測を行い,その適用限界や有用性を評価することを目的とした.そのために, 低速風洞試験において角柱のカルマン渦の放出に伴う後方床面の圧力変動を計測し, 得られたデータから非定常感圧塗料計測の適用限界を評価した.さらに,ノイズ低減手 法として知られる特異値分解の実用性の向上を目指して客観的なモード選択適用手法を 提案し,各手法の有用性について評価した.その結果,圧力センサとPSPから得られた 卓越周波数はよく一致し, PSDが 50 Pa2 /Hz 以下の領域がPSP 計測のノイズフロアに 相当することがわかった.ノイズフロア以上では PSPによるPSDの計測誤差は最大でも 20 %程度に収まる.また, 特異値分解 (SVD) の適用によってノイズフロアは大きく 低減し,標準解析では見られなかった第2高調波の傾向が確認された. 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@klab.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。