東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位


【お知らせ】
１）TU Next Seminar in Applied Mechanics and Computational Engineering(AMCE)
の開催
センター主催のセミナーシリーズTU Next Seminar in AMCEを開催致します。

第5回は、10月31日（木）に東京理科大学 藤井孝藏 教授（JAXA宇宙科学研究所 名誉
教授）をお招きし、セミナーを開催いたします。
藤井教授のwebsite: https://ftlab.ms.kagu.tus.ac.jp/

第6回は、11月20日（水）にスタンフォード大学のMatthias Ihme 准教授をお招き
し、セミナーを開催いたします。
Ihme准教授のwebsite:
http://web.stanford.edu/group/ihmegroup/cgi-bin/MatthiasIhme/
講演会の詳細は本メールマガジンにて順次ご報告させていただきます。


【本センターに関する論文のご紹介】
[題目] :Absolute Nodal Coordinate Beam Element for Modeling Flexible and
Deployable Aerospace Structures
[著者] :Otsuka, K., and Makihara, K.
[雑誌名他] :AIAA Journal, Vol. 57, No. 3, 2018, pp. 1343-1346.
(DOI: 10.2514/1.J057780)
[概要]：高アスペクト比部材をヒンジで連結することで折り畳み展開を可能とした航
空機
翼の実用化が期待されている．展開翼の開発には，展開挙動解析が欠かせない．
しかし，翼の高アスペクト比化と軽量化により，既存の展開構造物にはなかった
大きな弾性変形が発生する．効率的な展開挙動解析法は未だ確立されていない．
本論文では，新たな３次元非線形梁要素ANCF-ICEを提案し，効率的な展開挙動解
析を可能とした．従来のANCFは，大きな弾性変形を表現できる非線形有限要素法
であり，ジョイントの定式化も容易に行えるため，部材同士を連結するロープの
挙動解析などに応用されてきた．しかし，弾性力を定式化する際，部材形状に
沿った体積積分が必要となり，翼のような複雑断面構造物には適用できなかっ
た．本研究では，翼において非支配的となる一部の弾性変形を，一般的にはヒン
ジなどの機械拘束を表現するマルチボディダイナミクス理論を用いて拘束するこ
とで，問題である体積積分を不要とし，ANCFを翼へ適用することに成功した．


【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
星 杏奈（Anna Hoshi）
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998
E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp
URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/
(*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。