東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位



 【お知らせ】
 
１）TU Next Seminar in Applied Mechanics and Computational Engineering
(AMCE)の開催センター主催のセミナーシリーズTU Next Seminar in AMCEを開催
致します。
第4回は、デルフト工科大学のRene Pecnik准教授をお招きし、以下の日時でセミナーを
開催いたします。ぜひご参加ください。

日時：2019年7月12日（金）16:00-17:00
場所：東北大学 大学院工学研究科 機械・知能系 共同棟6階611室
アクセス：http://www.eng.tohoku.ac.jp/map/?menu=campus&area=a01&build=15
講師：Rene Pecnik准教授 （デルフト工科大学）
Pecnik准教授のwebsite: http://dutw1479.wbmt.tudelft.nl/~renep/index.html
講演題目：Characterisation and modelling of wall turbulence with strong heat 
transfer 講演概要：追って次世代HP 以下サイトにお知らせNo87「添付１」として掲
載いたします。
http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/MailMagazine.html 


２) 日本航空宇宙学会 空気力学部門に発足した「高レイノルズ数空力」研究会の活
 動の一環として，2019年7月1日（月）-3日（水）に早稲田大学で開催されます第51回
 流体力学講演会/第37回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウムにて，企画
 セッション「高レイノルズ数流れと空気力学」を開催します．高レイノルズ数流れや
 空気力学に関する実験及び数値解析研究の議論の場として，是非ご参加いただければ
 幸いです．
 学会ホームページ：https://branch.jsass.or.jp/aerocom/ryu/ryu51/
 「高レイノルズ数空力」研究会ホームページ：
 http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/


【本センターに関する論文のご紹介】
 [題目] ：Characterization of luminescent mini-tufts in quantitative flow 
visualization experiments: Surface flow analysis and modelization
 [著者] ：L.Chen, T. Suzuki, T. Nonomura, K. Asai
 [雑誌名他（URL等）] ：Experimental Thermal and Fluid Science, vol.103, 2019, 
pp.406-417.  DOI: https://doi.org/10.1016/j.expthermflusci.2019.02.002
 [概要] ：広く使用されている流れの可視化法に蛍光ミニタフトがある．この方法は物体
の表面に直径数10ミクロンのファイバーを張り付け流れの方向を調べる手法である．近年
この蛍光ミニタフトの画像から定量的な情報を引き出すことに注目が集まっている．本研
究は蛍光ミニタフトの挙動を解析するためのデジタル画像処理法を確立することを目的と
している．多数の蛍光ミニタフトを張り付けた平板模型を風洞に入れ，風速や取り付け角
を変化させた場合の画像を高速度ビデオで撮影した．撮影されたタフトのデジタル画像に
対して，暗電流処理，画像抽出，平均化，タフト認識，傾角計算という５つのステップか
らなる画像処理を行うことで，時間とともに変動するタフトの動きを追跡した．本研究で
は，同じ条件における熱線風速計による速度場計測を行い，タフトの挙動を境界層内部の
流れと対応させた．これらの実験結果をもとに複数のセグメントからなるタフトの力学モ
デルを作成したところ，それらの挙動は実際のタフトの動きと良く一致した．このモデル
を用いれば，様々な条件下での個々の実験に合わせて蛍光ミニタフトの材質や寸法を決め
ることが可能になる．（以上）


【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
星 杏奈（Anna Hoshi）
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998
E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp
URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/
(*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。