東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【お知らせ】 1)第2回航空機空力研究ワークショップの開催 本ワークショップは日本航空宇宙学会 空気力学部門「高レイノルズ数空力」研究会 (http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/)の会合を兼 ねています。 開催期間: 2019年3月14日(木)-15日(金) 詳細は本メールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Linear least-squares method for global luminescent oil film skin friction field analysis (線形最小二乗法に基づく蛍光油膜によるせん断応力場解 析) [著者] :Taekjin Lee, Taku Nonomura, Keisuke Asai, and Tianshu Liu (西ミシガ ン大学) [雑誌名他(URL等)] : Review of Scientific Instruments 89, 065106 (2018) View online: https://doi.org/10.1063/1.5001388 [概要] :蛍光油膜の発光強度分布の時系列画像から,物体表面上のせん断応力場を 高精度で抽出する解析手法を開発した.本手法は,物体表面を流れる薄い油膜の運動 に基づいており,逆問題を解くことによって,空間的・時間的に変化する膜厚分布か らせん断応力分布を求める方法である.膜厚の計測には蛍光色素を含んだ油膜の発光 を用い,その強度分布を高速度カメラで計測し解析する.本論文では,線形最小二乗 法に基づき,離散線形連立方程式を解くことによって,発光強度画像から定常せん断 応力場を求める新手法を提案し,誤差解析により計測精度に影響する要因とそれに係 わるパラメータを同定する.また,人工的に生成した模擬画像を用いた検証を行い, 強度画像に現れるパターン,画像ノイズ,サンプル数等が解析結果に及ぼす影響を評 価する.併せて,円柱と平板の結合部の超音速流れに関する実験データに対する評価 も行う.これらの検証の結果に基づいて,高精度のせん断応力場計測法としての本手 法の有効性について論じる. 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 星 杏奈(Anna Hoshi) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。