東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 (1)次世代航空機研究センター 教育プログラムのお知らせ 先月より,ワシントン大学と東レコンポジットアメリカとの間にて 「Next generation transport aircraft web seminar」が始まっております. そのポスターを添付いたします. (2)サイエンスカフェのお礼 岡部准教授が「次世代航空機への挑戦-航空機開発の最前線-」という講演を 仙台メディアテークにて行い,106名の方にご参加いただきました. その様子は下記のHPにて御覧頂けます. URL: http://cafe.tohoku.ac.jp/event/no85/#photo (3)新聞報道のお知らせ 2012年11月7日の河北新報に,岡部准教授の研究が掲載されました. 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : CFD-Aided Evaluation of Reynolds Number Scaling Effect Accounting for Static Model Deformation [著者] : K. Yasue and K. Sawada [雑誌名他] : Transactions of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences, Vol. 55, No. 5 (2012), 321-331. [概要] : 前回(5月号)紹介したAGARD-B風洞模型の静的空力弾性解析に引き 続いてONERA-M5風洞検定用標準模型に関する静的空力弾性解析を行った. 解析手法はAGARD-Bの場合と同様に流体解析はセル緩和型陰的不連続ガレ ルキン法を,構造解析にはNastranを用いた.後退角を有する大アスペクト比の 主翼が空力荷重(揚力)を受けて撓むと揚力が少し減少することがよく知られてい る.実際に空力荷重で生じた主翼変形量を仮想的な主翼弾性軸に沿った純粋曲 げと軸周りの捩じりに分解すると正味の捩じり下げとなり揚力が減少することを示 した.またレイノルズ数の異なるJAXA遷音速風洞での風試条件と防衛省千歳高 レイノルズ風洞での風試条件に対する計算結果を比較する際に,極低温気流を 仮定した仮想的な気流条件下の計算結果を用いることによって,レイノルズ数効 果と模型変形効果がそれぞれ空力特性にどのような影響を与えているかを明らか にした.これによって気流総圧を高めた高レイノルズ数条件下では模型変形効果 がレイノルズ数効果を打ち消してしまうという良く知られた傾向を具体的に明らか にした.最後にCFDを援用した風洞試験データ修正法についても議論した. 【連絡先】 東北大学大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き,お問い合わせは上記アドレスにお願いします.