東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Study of Aerodynamic and Heat-Exhaust Characteristics for a High-Altitude Long-Endurance Unmanned-Aerial-Vehicle Airfoil [著者] :Koji Shimoyama and Kazumasa Kamisori [雑誌名他(URL等)] :Journal of Aircraft, Vol. 54, No. 4, July-August 2017, pp. 1317-1327 [概要] :エンジンの熱を翼面から排熱する機構を有する高高度滞空型無人機を設計 するために,代表的な翼型形状について,迎角と排熱領域の位置を変えながら,空力 性能および排熱性能のパラメトリックスタディをCFD解析により実施した.その結 果,層流から乱流に遷移した直後の領域に排熱領域を設置した時に,空力性能をあま り犠牲にすることなく,効率的な翼面排熱が行われることが判明した.翼型形状が変 わると遷移位置も変わることから,次に翼型形状の空力性能および排熱性能の多目的 最適化を行った.その結果,空力性能および排熱性能は一般的に相反する関係にある が,主翼の構造などにより決定された排熱領域の直前で乱流遷移が起こるように翼型 形状を設計することで,空力性能への影響を抑えながら良好な排熱性能を達成できる ことが判明した. 【お知らせ】 1) 日本航空宇宙学会北部支部2018年講演会ならびに第19回再使用型宇宙推進系シン ポジウムの開催 開催日:2018年3月5日(月)~6日(火) 会 場:東北大学大学院工学研究科(仙台市) ホームページURL:http://branch.jsass.or.jp/north/symposium/ 2) 航空機空力研究ワークショップの開催 2018年3月19日(月)~20日(火)に航空機空力研究ワークショップを仙台にて開催 いたします。 3) 2018年7月4日(水)-6日(金)に宮崎で開催されます第50回流体力学講演会/第36 回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウムにて,企画セッション「高レイノ ルズ数流れと空気力学」を開催します.講演申し込みは3月9日(金)までです.高レ イノルズ数流れや空気力学に関する実験及び数値解析研究の成果発表の場として,是 非ご活用いただければ幸いです. 学会ホームページ:http://branch.jsass.or.jp/aerocom/ryu/ryu50/ 4) 日本航空宇宙学会 空気力学部門に「高レイノルズ数空力」研究会が発足いたしま した. 本研究会では「高レイノルズ数空力」に関する研究・開発の情報交換を図れるよう年 一回程度の研究会の開催を考えております. 「高レイノルズ数空力」研究会ホームページ: http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/ 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 星 杏奈(Anna Hoshi) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。