東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Bayesian Cloud Extraction for Assessment of Space-Debris Impact Using Conditional Entropy [著者] :Makihara, K., and Oki, Y. [雑誌名他(URL等)] :AIAA, Journal of Spacecraft and Rockets, Vol. 54, No. 6, 2017, pp. 1235-1245. (DOI: 10.2514/1.A33856) [概要] :スペースデブリ問題の解決のために,高速度カメラ画像から,数学的手法 に基づき客観的にデブリクラウド形状を決定したい.観測者の主観を排除するため に,ベイジアン確率理論に基づいたデブリクラウド形状抽出の新しい方法を提案し た.一般の画像認識とは異なり,デブリクラウド画像では不明瞭領域が大きいのでそ の識別精度が重要になる.超高速衝突後に生じるデブリクラウドが宇宙ステーション の与圧壁などに及ぼす損傷の算出に画像解析は欠かせない.本論文では,まず,デブ リクラウド画像の正規化ヒストグラムから,デブリクラウド画像の実体に即した確率 密度分布を規定した.次に,平均条件付きエントロピを用いた新しいデブリクラウド 抽出法を提案した.さらに,複数の閾値を設ける画像多値化法に基づく新しいデブリ クラウド抽出法も提案した.超高速衝突実験を通して,これらの提案手法によってス ペースデブリの画像抽出の精度が向上していることを確認した. 【お知らせ】 1) 日本航空宇宙学会北部支部2018年講演会ならびに第19回再使用型宇宙推進系シン ポジウムの開催 開催日:2018年3月5日(月)~6日(火) 会 場:東北大学工学研究科(仙台市) ホームページURL:http://branch.jsass.or.jp/north/symposium/ 2) 航空機空力研究ワークショップの開催 2018年3月19日~20日に航空機空力研究ワークショップを仙台にて開催いたします。 3) 日本航空宇宙学会 空気力学部門に「高レイノルズ数空力」研究会が発足いたしま した.本研究会では「高レイノルズ数空力」に関する研究・開発の情報交換を図れる よう年一回程度の研究会の開催を考えております. 2018年7/4-6に宮崎で開催されます第50回流体力学講演会/第36回航空宇宙数値シミュ レーション技術シンポジウムにて,高レイノルズ数空気力学関係で企画セッションを 開催予定です. 「高レイノルズ数空力」研究会ホームページ: http://branch.jsass.or.jp/aerocom/activities/seminar/high_re/ 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 星 杏奈(Anna Hoshi) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。