東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 (1)Next generation transport aircraft web seminarの開催 次世代航空機研究センター教育プログラムの一環として、ワシントン大学、東レコンポジットアメリカとの 間にてNext generation transport aircraft web seminarを月1回開催することにいたしました。 (2)JA国際航空宇宙展2012への出展 ポートメッセなごやにおきまして2012/10/9-14に開催されましたJA国際航空宇宙展2012へ出展いたしました。 ブースにお越しいただきました関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。この様子は次世代航空機研究セン ターのHPにてご覧になれます。 (3)金沢工業大学の材料システム研究所および航空システム工学研究所と研究協力協定を結びました。 このことは新聞各紙にて報道されております。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題名] : Damage detection in holed composite laminates using an embedded FBG sensor [著者] : T. Okabe, S. Yashiro [雑誌名他] : Composites Part A: Applied Science and Manufacturing, Volume 43, Issue3, March 2012, Pages 388-397 [概要] :  炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の適用拡大により構造健全性評価への要求が高まっている。特に、事故 が許されない大型旅客機における健全性評価は大変切実な課題である。このため、世界的に”構造ヘルスモ ニタリング”の研究が幅広くおこなわれている。いくつかの手法が既に提案されているが、ハンドリング性が良く、 幅広くモニタリングが可能な光ファイバーに期待が集まっている。中でも、感度と解像度の点からFBGセンサー に関する研究が数多くなされている。我々も、既に埋め込みFBGを円孔を有するCFRPに適用し、複雑な損傷の モニタリングが可能であることを示している。特に、有限要素解析とモード結合解析を組み合わせることで静的 な場合の損傷の同定が可能であることを示している。本論文では、これを繰り返し負荷荷重のケースにまで拡 張した。その結果、FBGセンサーの損傷に対する感度が、繰り返し負荷が進むに従い落ちるケースがあること を実験的に明らかにした。また、これはFBGと周辺の樹脂との間の剥離によって生じることを断面観察によって 確認した。さらに、この剥離が測定感度に直接影響を与えることも数値解析によって示した。つまり、埋め込み FBGを用いたCFRP構造の長期モニタリングに関してはFBGと樹脂との間の界面の健全性が大変重要であること が本研究により明らかとなった。 【連絡先】 東北大学大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。