東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 1)センター第2期(5年)のスタート  2012年4月のセンター発足以来これまで皆様のご協力の下、第1期5年間の活動を終 え、今年度よりセンター第2期5年がスタートしました。お蔭さまで、NEDOやワシント ン大学とのAOSを始めとする数多くのプロジェクトが立ち上がってきております。セ ンター運営は今後も、河合宗司准教授(流体・情報分野)および岡部朋永教授(材 料・構造分野)が共同センター長として携わります。センターとしては、これまで以 上に、理論および計算力学を基盤とした材料、構造、流体、情報の各研究分野、また 不確かさの定量化やデータ同化などの研究分野との融合分野の研究を推進する「研究 重視」のセンターとして、基礎学術研究の発展をリードし、航空宇宙工学の発展に貢 献出来うる組織になりたいと考えております。今後ともご支援の程よろしくお願い致 します。 2)Next generation transport aircraft workshop 2017-2の開催 2017年11月16日~17日にNext generation transport aircraft workshop2017-2をシ アトルにて開催いたします。 詳細は本メールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 3)日本複合材料学会東北・北海道支部講演会の開催 日時:平成29年5月12日(金)13:00~14:00 場所:東北大学大学院工学研究科 青葉記念会館 大研修室(401) 講師 Richard M. Christensen (Stanford University) 講演題目「Failure Theory/Failure Criteria for Quasi-Isotropic Fiber Composite Laminates」 概要 添付pdfをご参照ください。 ご興味のある方はぜひご参加ください。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : Spanwise modulation effects of local body force on downstream turbulence growth around two-dimensional hump [著者] : Aiko Yakeno, Yoshiaki Abe, Soshi Kawai, Taku Nonomura, and Kozo Fujii [雑誌名他] : International Journal of Heat and Fluid Flow, Vol. 63, 2017, pp. 108-118; http://doi.org/10.1016/j.ijheatfluidflow.2016.11.012 [概要] :流れの剥離制御技術は,流体機械の性能向上にとって重要な技術の一つと なっている.この流れ制御に関して,流れに対してスパン方向にある間隔で制御要素 を設置することにより,剥離制御に効果があるということは知られてはいるものの, 一方で,そのとき剥離後流で制御要素が流れにどのような影響を与え再付着が早まる のか,その詳細な流れメカニズムは十分に明らかになっているとは言えないのが現状 である.そこで本研究では,単純な2次元ハンプ形状からの剥離現象に対して,制御 要素のスパン方向間隔が後流の乱流成長に与える影響を高精度DNSデータベースを構 築しすることで解析した.解析結果より,制御要素のスパン方向間隔を発達する乱流 境界層のストリーク構造とほぼ同間隔にすることが,後流の乱流成長を最も促し,剥 離制御効果も高いことを明らかにした.更に,レイノルズ平均をとった流れ方向およ び壁面垂直方向の運動量方程式から,解析的に運動量バランスの式を導き,そのバラ ンス式の各項をDNSデータベースを用いて解析することで,制御要素のスパン方向間 隔により,運動量バランスに対する各項にどのような変化が表れるのか,またそれは なぜかなど,物理メカニズムの詳細を解析した. 【連絡先】(*)本年度より事務局が変わりました。 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 星 杏奈(Anna Hoshi) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7001 E-mail: next@cfd.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。