東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 (1)Next generation transport aircraft workshop 2017の開催 2017年3月10日~14日に、本センター主催のNext generation transport aircraft workshop2017をシアトルにて開催予定です。 詳細はメールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 (2)第3回 夏の学校 -複合材航空機設計入門-を開催いたしました。 2016年8月15日(月)~19日(金)に金沢工業大学において第3回夏の学校を開催し、 20名の方にご参加いただきました。 ありがとうございました。 詳しくは下記jisedaiのHPをご覧ください。 http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/NewsEvent.html 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : Large eddy simulation with modeled wall-stress: recent progress and future directions [著者] : Johan Larsson, Soshi Kawai, Julien Bodart, and Ivan Bermejo-Moreno [雑誌名他] : Mechanical Engineering Reviews, Vol. 3, No. 1, pp. 15-00418, (2016); http://doi.org/10.1299/mer.15-00418 [概要] : 航空機周りの流れは高レイノルズ数乱流境界層流れとなっており、実際 の高レイノルズ数条件下での境界層剥離や再付着など、航空機空力性能に大きな 影響を及ぼす乱流境界層現象の高精度な予測が最重要課題の一つとなっている。 これら境界層流れ現象の高精度な予測に対し、Large-eddy simulation (LES)の 有効性が示されているが、LESで実機レベルの高レイノルズ数流れを直接解析す ることは不可能であり、レイノルズ数依存性の強い壁近傍の境界層内層域におけ る乱流のモデル化が不可欠となる。これは一般にLESの壁面モデルという重要課 題として知られている。本論文ではまずこの課題に対して、LESにおける壁面モ デルの必要性に関する根本的な原理を解析的に議論し、その上で、提案されてい る様々な壁面モデルのキーとなる相違をレビューする。その上で、1970年代の研 究開始当初より長い間LES壁面モデルの大きな課題となっていた乱流境界層の速 度ミスマッチに対する、近年の著者等のキーとなる研究成果である物理的な考察 に基づく解決法について議論している。また、それらの研究成果に基づく乱流遷 移流れや衝撃波干渉剥離流れへのLES解析の展開、更には今後取り組むべきLES壁 面モデルに対する課題についても議論している。 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-6982 FAX: 022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。