東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 (1)体制変更のお知らせ  2012年4月に発足して以来、4年の月日が経ちました。お蔭さまで、NEDOを 始めとする数多くのプロジェクトが立ち上がり、センターとして扱う分野も 多岐に亘って参りました。そこでより強力に研究を推進すべく、この度、 河合宗司准教授が共同センター長(空力分野)に就任します。また、これま で運営に携わってきた岡部朋永教授も共同センター長(材料・構造分野)と して今後もセンター運営に携わります。  センターとしてはこれまで以上に計算力学分野(非定常CFD、マルチスケ ールモデリング)に力点を入れ、世界をリード出来うる組織になりたいと 考えております。今後ともご支援の程よろしくお願い致します。 (2)第3回 夏の学校-複合材航空機設計入門-の開催 期間:2016年8月15日(月)~19日(金) 場所:金沢工業大学・扇が丘キャンパス・21号館5階会議室 http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html 共催:金沢工業大学・材料システム研究所,金沢工業大学・航空システム 研究所,     東北大学・次世代航空機研究センター 代表:宮野靖 教授(金沢工業大学),廣瀬康夫 教授(金沢工業大学), 岡部朋永 教授(東北大学) 幹事:田中基嗣 教授(金沢工業大学) 参加者:30名程度以内 参加費(テキスト代含む):社会人2万円,学生1万円 詳細は添付書類をご確認ください。 (3)Next generation transport aircraft workshop 2017の開催 2017年3月10日~14日に、本センター主催のNext generation transport aircraft workshop 2017をシアトルにて開催予定です。 詳細はメールマガジンにて順次ご報告させていただきます。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : Effects of Mach Number and Specific Heat Ratio on Low-Reynolds-Number Airfoil Flows [著者] : M. Anyoji, D. Numata, H. Nagai and K. Asai [雑誌名他] : AIAA Journal, Vol. 53, No. 6 (2015), pp. 1640-1654 doi: 10.2514/1.J053468 [概要] : 低レイノルズ数かつ高亜音速の試験領域において,平板翼と NACA-0012翼型の空力特性に対する相似パラメータ(レイノルズ数,マッ ハ数,比熱比)の影響を実験的に調べた.実験には東北大学の火星大気 風洞を利用し,レイノルズ数を4,300から41,000まで,マッハ数を0.1から 0.6まで変化させた.比熱比は作動ガスの交換(空気,CO2)によって変化 させた.実験では,天秤による空気力計測に加えて,感圧塗料(PSP)に よる圧力分布の可視化も行った.平板翼の場合,前縁に形成される層流剥 離泡の挙動は比較的単純で,揚力や抗力に対するレイノルズ数の影響は穏 やかであり,マッハ数や比熱比の影響も顕著ではなかった.これに対して NACA-0012翼型では,レイノルズ数の違いは剥離泡の形成から発達,崩壊 に至るすべての過程に影響を及ぼし,揚力や抵抗極線が大きく変化した. 圧縮性や比熱比の影響は翼型の場合も大きくなく,顕著になるのは失速 付近に限られた.いずれの翼型においても,圧縮性はせん断層の乱流への 遷移を遅らせ,翼面への再付着を遅らせる効果を持つことが明らかになっ た.(以上) 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-6982 FAX: 022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスに お願いします。