東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様

【お知らせ】
（１）第4回航空機CAE研究会の開催
11月28日（金）に第4回航空機CAE研究会を開催する予定です。
ご出席を希望される方は事務局までご連絡ください。

（２）Next generation transport aircraft web seminarの開催
11月19日(水)にNext generation transport aircraft web seminarを開催いたし
ました。
詳細は添付書類をご確認ください。

【本センターに関する論文のご紹介】
[題目] : Simultaneous visualization of surface and flow field for a
projectile
[著者] : Takahiro Ukai, Takamasa Kikuchi, Kiyonobu Ohtani, Shigeru Obayashi
[雑誌名他] : Journal of Visualization
November 2013, Volume 16, Issue 4, pp 331-340
Date: 20 Aug 2013
[概要] : 弾道飛行装置は，模型を高速射出できる装置であり，自由飛行の利点
を生かして模型近傍の圧力計測に利用されている．支持干渉がないため模型の近
傍場圧力を 正確に計測できるが，模型の飛行姿勢の制御が困難である．飛行姿
勢は近傍場圧力に影響を及ぼすため，近傍場圧力計測の際には飛行姿勢も計測す
る必 要がある．また，模型から発生する衝撃波によって模型近傍の圧力場が形
成されるため，圧力場を理解する上で衝撃波の可視化計測も重要である．そこ
で本研究では，弾道飛行装置を用いた近傍場圧力計測に利用可能な飛行姿勢と衝
撃波可視化の同時計測手法を開発した．本手法はシャドウグラフ法に直 接撮影
法を組み合わせた光学的可視化法である．密度勾配の変化をシャドウグラフ法に
よって可視化し，飛行姿勢は模型表面に施したマーキングによっ て算出する．
模型表面のマーキングの可視化には，フラッシュランプ光源を用いた．模型表面
で反射した散乱光が凹面鏡を介してカメラレンズを通過 し，カメラのCCD上に結
像される．試験部における可視化窓の歪みやカメラレンズによる収差を補正する
ことで，飛行姿勢の算出精度を向上させた． また，模型からの散乱光が衝撃波
可視化に影響を及ぼさないことを確認し，本手法の有用性を示した．

【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
郷土 由里（Yuri GOUDO）
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983
E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp
URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/
(*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。