東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 【お知らせ】 (1)次世代航空機研究センター 教育プログラム第3期開始のお知らせ 本センターでは、本学大学院生を対象として教育プログラムを運営しております。 第3期の教育プログラムは6名の学生さんが参加することとなりました。 これまでの実績等の情報は http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/education.html に掲載されております。 (2)Next generation transport aircraft web seminarの開催 10月15日にNext generation transport aircraft web seminarを開催いたしました。 詳細は添付書類をご確認ください。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : Computational and Experimental Analysis of a High Performance Airfoil under Low-Reynolds Number Flow Condition [著者] : M. Anyoji, T. Nonomura, H. Aono, A. Oyama, K. Fujii, H. Nagai, K. Asai [雑誌名他] : Journal of Aircraft, http://arc.aiaa.org/doi/abs/10.2514/1.C032553, 2014. doi: 10.2514/1.C032553 [概要] : 低レイノルズ数領域における翼型には,層流剥離が起きやすく,高い 揚力係数を得にくいという問題がある.層流剥離した剪断層は翼面上に再付着 し,いわゆる 層流剥離泡を含んだ極めて複雑な流れ場が形成される.本論文で は,低Re数で優れた性能を示す翼型として知られる「石井翼」に着目し,この翼 型の Re=23,000における空力特性を風洞実験(火星風洞)と数値計算(3次元LES 計算)により調べた.従来型のNACA-0012翼や NACA-0002翼に比べて,石井翼に は低迎角での剥離が遅れるという特徴があり,揚力係数が増加するのは,中迎角 で翼上面に安定した剥離泡が 形成されることが原因だと考えらえる.一方,後縁 近くに設けられたキャンバの効果により,従来型の対称翼と比較して石井翼の下 面では圧力が高くな り,圧力抵抗が大きく低減する.以上の結果から,低Re数 において高い揚抗比をもつ翼型を設計するには,上面だけでなく下面の形状にも 注目する必 要があることが明らかになった. 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。