東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様

【お知らせ】
（１）Next generation transport aircraft web seminarの開催
7月16日（水）にNext generation transport aircraft web seminarを開催いた
しました。
詳細は添付書類をご確認ください。

（２）第1回　夏の学校　－複合材航空機設計入門－の開催
期　間：2014年8月18日（月）～22日（金）
場　所：金沢工業大学・扇が丘キャンパスおよび八束穂キャンパス
共　催：東北大学・次世代航空機研究センター
　　　　金沢工業大学・材料システム研究所
　　　　金沢工業大学・航空システム研究所
代　表：岡部朋永　教授（東北大学）
　　　　宮野靖　教授（金沢工業大学）
　　　　廣瀬康夫　教授（金沢工業大学）
幹　事：青柳吉輝　准教授（東北大学）
　　　　田中基嗣　准教授（金沢工業大学）
　　　　佐々木大輔　講師（金沢工業大学）
講　師：東北大学・次世代航空機研究センター，金沢工業大学・材料システム研
究所，金沢工業大学・航空システム研究所から選定
参加者：30名以内
参加費：テキスト代＋α（合計1万円）
時間割を添付致しました。

【本センターに関する論文のご紹介】
[題目]Numerical simulation of damage progression and fracture in
structures made of 3D woven ceramic matrix composites
[著者]R. Higuchi, T. Okabe, Y. Ohtake, T. Honda, Y. Ueda and S. Ogihara
[雑誌名他]Advanced Composite Materials, accepted for publication.
[概要]セラミック基複合材料(CMC)は、耐熱合金よりも耐熱性に優れ、比重が小
さいことから、次世代航空機エンジンの構造部材として注目され ている。しか
し、低応力域における微小き裂の発生・進展により非線形な挙動を示す。また、
繊維束強度に体積依存性があるなどの問題が挙げられる。 そこで、実構造への
適用に向けた損傷許容設計においては、これらを考慮した数値解析手法が必要と
されている。本研究では、剛性低下挙動を基にした モデル、熱力学構成式理論
に基づくモデルの2種類の損傷進展モデルを用い、CMCの応力－ひずみ線図に生じ
る非線形な応答の再現を試みた。さら に、繊維束強度の体積依存性を考慮する
ため、ワイブル分布に基づく繊維破壊クライテリオンを導入した。解析手法の精
度検証のため、円孔径の異なる 円孔試験片の一軸引張解析を行ったところ、実
験での非線形挙動および引張強度を精度よく再現した。複合応力下でのCMCの挙
動を最終強度まで予測 可能な解析手法は過去になく、損傷許容設計において非
常に有用であると考えられる。

【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
郷土 由里（Yuri GOUDO）
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983
E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp
URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/
(*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。