東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【お知らせ】 「富岳」航空機プロジェクトシンポジウムを開催します.本シンポジウムは, 文部科学省・「富岳」成果創出加速プログラム「航空機フライト試験を代替す る近未来型設計技術の先導的実証研究」課題の最新の研究成果を報告し,産業 界からの講演なども踏まえ「富岳」の時代のものづくりシミュレーションに ついて議論します. 「富岳」航空機プロジェクトHP:http://www.klab.mech.tohoku.ac.jp/fugaku/ 開催日:2022年3月23日(水) 詳細は本メールマガジンおよび「富岳」航空機プロジェクトHPにて順次ご報告 させていただきます. 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Assessment of Space Debris Collisions Against Spacecraft with Deorbit Devices [著者] :Tomizaki, H., Kobayashi, R., Suzuki, M., Karasawa, N., Hasegawa, S., and Makihara, K. [雑誌名他(URL等)] :Advances in Space Research, Vol. 67, No. 5, 2021, pp. 1526-1534. (DOI: 10.1016/j.asr.2020.12.018) [概要] :本論文では,ミッションを終えた宇宙機が軌道離脱をする際に用いる 軌道離脱装置のデブリ衝突を議論した.本論文の目的は2つある.1つ目は薄膜 を用いた軌道離脱装置において,引張荷重がかかる薄膜にデブリが衝突した際の 薄膜の損傷について調べることである.その目的のために引張荷重のかかった薄 膜にデブリを模擬した弾丸を衝突させた衝突実験を実施した.薄膜にかかる引張 荷重を変化させ,引張荷重によって薄膜の損傷がどのように変化するか検証した. 2つ目は,ATPやEMRに代わるデブリ衝突の危険性やデブリ衝突時の衝突の大きさ を定量的に評価する総合的な指標の提案である.その目的のために宇宙機の外壁 とデブリとの衝突を模擬した衝突実験を行った.宇宙機にデブリが衝突した際の 宇宙機の損傷を定量的に評価した.また衝突によって生じたデブリクラウドの拡 散結果から,デブリクラウドが他の宇宙機に及ぼす影響についても同様に評価し た.衝突実験の結果に基づいて評価指標になり得る要素を見出して新たな指標を 提案した.提案指標を用いて軌道離脱方法を比較し,総合的に評価できているか 検証した. 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail secretary-klab【@】tohoku.ac.jp (【】削除してください) URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。