東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位

【お知らせ】
2021年6月30日（水）-7月2日（金）にオンラインで開催されます第53回流体力学講演
会/第39回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウムにて，企画セッション
「高レイノルズ数流れと空気力学」を開催します．
気力学に関する実験及び学会企画セッションホームページ：
https://branch.jsass.or.jp/aerocom/ryu/ryu53/ryu53lecture/


【本センターに関する論文のご紹介】
[題目] : A localized thickened flame model for simulations of flame
propagation and autoignition under elevated pressure conditions
[著者] : Hiroshi Terashima, Yutaka Hanada, and Soshi Kawai,
[雑誌名他] : Proceedings of the Combustion Institute, Vol. 38, 2021,
pp.2119-2126
[DOI] : https://doi.org/10.1016/j.proci.2020.06.063
[概要] : 航空エンジンやロケットエンジン，ガスタービンに至るまで，燃焼器の開
発には乱流燃焼現象の予測評価や制御が重要な要素となる．また燃焼器の低エミッ
ション・高効率化に対し，希薄・高圧燃焼に関わる高圧環境下での薄い火炎面の着
火・消炎現象予測の重要度が増している．本研究では，large-eddy simulation
(LES)による実機燃焼器スケールでの着火・消炎現象を含む乱流燃焼現象解析を可能
とするため，詳細反応機構を用いた燃焼流解析におけるサブグリッドスケールモデル
の研究開発を行っている．本論文ではその第一ステップとして，まずは乱流を考え
ず，火炎面現象スケールと燃焼器スケールのギャップを埋め燃焼器スケールのLES解
析を可能とするため，薄い火炎面構造を粗い格子上で物理的に矛盾なく再現可能とす
る物理モデルの理論を提案し，その実証を行っている．本モデルを用いることで，圧
力が時間と共に上昇する定容容器内での火炎伝播やノック発生に至る末端ガス自着
火，ノック強度などを粗い格子上で再現可能であることを示した．



【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998
E-mail　secretary-klab【@】tohoku.ac.jp　（【】削除してください）
URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/
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