東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位


【お知らせ】
2021年6月30日（水）-7月2日（金）に東京大学・生産技術研究所で開催されます第53
回流体力学講演会/第39回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウムにて，企
画セッション「高レイノルズ数流れと空気力学」を開催します．講演申し込みは3月
15日（月）までです．
高レイノルズ数流れや空気力学に関する実験及び数値解析研究の成果発表の場とし
て，是非ご活用いただければ幸いです．
学会企画セッションホームページ：
https://branch.jsass.or.jp/aerocom/ryu/ryu53/ryu53lecture/

【本センターに関する論文のご紹介】
[題目]: Rotating Spokes, Ionization Instability, and Electron Vortices in
Partially Magnetized ExB Plasmas
[著者]: Jean-Pierre Boeuf and Masayuki Takahashi
[雑誌名他（URL等）]: Physical Review Letters, Vol. 124, 185005 (2020).
URL: https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.124.185005
[概要]:
ホールスラスタやマグネトロン等，部分磁化プラズマを用いる放電デバイスにおいて
は，回転スポーク不安定現象の発生が実験により確認されている．
特に近年実施された小型マグネトロン放電実験においては，-ExB 方向 (E は電場，B
は磁場) に伝搬するスポーク不安定現象が確認されているが，その伝搬メカニズムが
分かっていない為，本研究では衝突過程を考慮した Particle-in-Cell 法を用いてス
ポーク不安定性の再現を試みた．
電極間に電圧を印加すると Simon-Hoh 不安定性によりダブルレイヤー構造が形成さ
れる．
このダブルレイヤー内の強電場により電子が ExB ドリフト運動してせん断流が形成
され，不安定性により渦が放出される．
ExB ドリフト運動に加えて磁場勾配により gradB ドリフト運動も誘起され，ダブル
レイヤー内の強電場と gradB ドリフト運動により電子が加熱され，電子衝突電離が
起こる．
この電子衝突電離と電子拡散とが組み合わさり，-ExB 方向へスポークが伝搬する事
が示された．




【連絡先】
東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998
E-mail　secretary-klab【@】tohoku.ac.jp　（【】削除してください）
URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/
(*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。