東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位 【お知らせ】 「富岳」成果創出加速プログラム「第4回HPCものづくり統合ワークショップ」が開催 されます. http://www.fugaku-pj.iis.u-tokyo.ac.jp/event/201127_WSNo4_Top-1.html 日時:2020年11月27日(金) A.「富岳」利用の期待 セッション 10:00-12:35 B.「富岳」利用の展望 セッション 13:45-17:00 場所:オンライン開催(参加費無料.定員100名) 主催:東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター 共催:東京大学大学院工学系研究科 「富岳」成果創出加速プログラム 「スーパーシ ミュレーションとAI を連携活用した実機クリーンエネルギーシステムのデジタルツ インの構築と活用」プロジェクト 東北大学大学院工学研究科  「富岳」成果創出加速プログラム 「航空機フラ イト試験を代替する近未来型設計技術の先導的実証研究」プロジェクト 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] : Physics and modeling of trailing-edge stall phenomena for wall modeled large-eddy simulation [著者] : Yoshiharu Tamaki, Yuma Fukushima, Yuichi Kuya, and Soshi Kawai [雑誌名他] : Physical Review Fluids, Vol. 5, 2020, pp. 074602 [DOI] : https: //doi.org/10.1103/PhysRevFluids.5.074602 [概要] : 航空機開発において実飛行・高レイノルズ数条件での最大揚力の正確な予 測技術は,航空機の離着陸性能や安全性に大きな影響を持つ必要不可欠な要素である が、未だ確立されていない。この航空機の最大揚力に関わる失速現象は主に翼後端か らの乱流境界層の剥離現象に端を発しており,実飛行・高レイノルズ数条件での境界 層剥離現象の予測がキーとなる.このことから,複雑な流体現象を準第一原理的にシ ミュレートするlarge-eddy simulation (LES)が着目されており,特に高レイノルズ 数流れで長さスケールが極端に小さくなり,LESでの解析が困難となる壁近傍の境界 層内層乱流をモデル化する壁面モデルLESへの期待は大きい.本論文では,スーパー コンピュータ「京」を用いて構築した高レイノルズ数条件の翼型後縁失速流れの高忠 実な大規模LESデータベースの解析を行い,壁面モデルLESのモデル化でキーとなる翼 前縁から後縁にかけての境界層発達における非平衡効果(対流・圧力項)の重要性を Integral relationの理論式に基づき定量的に明らかにした.またLESデータベースと 同条件での壁面モデルLESを実施し,本理論解析結果の妥当性を示した. 【連絡先】 東北大学 大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL: 022-795-7998 FAX: 022-795-7998 E-mail: next@klab.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.next.mech.tohoku.ac.jp/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。