東北大学大学院工学研究科次世代航空機研究センター関係各位の皆様 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 【お知らせ】 (1)東北大学流体科学研究所のGCOE主催で、本年2月25日にイタリアのトリエステにて下記の ワークショップが行われます。 International Workshop on "Uncertainty Quantification & Design Optimization" (不確定性定量化及び設計最適化に関するワークショップ) 詳細なプログラムは下記をご参考ください。 http://www.ifs.tohoku.ac.jp/gcoe/eng/seminar/reports/F2012/IWUQDO-workshop-2013.pdf (2)Next generation transport aircraft web seminarの開催 1月23日にNext generation transport aircraft web seminarを開催いたしました。 詳細は添付書類をご確認ください。 (3)Next generation transport aircraft workshopの開催 3月29日に、ワシントン大学内Mary Gates Hallにて本センター主催のNext generation transport aircraft workshopを開催いたします。来月のお知らせにてプログラムをご紹介いたします。 【本センターに関する論文のご紹介】 [題目] :Numerical simulation of microscopic flow in a fiber bundle using the moving particle semiimplicit method [著者] :Tomonaga OKABE, Hiroaki MATSUTANI, Takashi HONDA, Shigeki YASHIRO [雑誌名他] :Composites Part A, 43 (2012), 1765-1774. [概要] : 成形時間の短縮、複雑形状あるいは大形な部材への対応の観点から脱オートクレーブ成形へのニーズ が高まっている。中でもRTM成形法は手法自体が比較的容易であり、低コストであることより以前より 注目を集めている。新規国産機であるMRJにおいても尾翼において流動性を高めた樹脂を利用したA-VARTM の適用を決定しており、民間旅客機における適用という観点より世界から高い注目を受けている。 さて、今後適用拡大が見込まれるRTM成形だが、オートクレーブ成形に比べて樹脂注入時にボイ ドが混入しやすく、これが機械的特性低下を引き起こす原因となることが報告されている。本論文は、 近年開発が進む粒子法をこのRTM成形法時の空気混入問題に適用した世界でも初めての論文である。 計算結果は北條らの行った可視化実験を再現し、かつ繊維と樹脂界面における濡れ性とボイドの相関 についても議論している。これらの検討を通じて、本手法は、計算時間や解析精度など問題は数多く 残されているものの、RTM成形法を定量的に評価するための有効な手法であることが示された。 【連絡先】 東北大学大学院工学研究科 次世代航空機研究センター事務局 郷土 由里(Yuri GOUDO) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01 TEL:022-795-6982 FAX:022-795-6983 E-mail: jisedai@plum.mech.tohoku.ac.jp URL: http://www.plum.mech.tohoku.ac.jp/jisedai/ (*)本メールへの返信はご遠慮頂き、お問い合わせは上記アドレスにお願いします。